音楽

本当にあったモテキのようなフェスラブ体験記(後編)

投稿日:

フジロックで、戸田恵梨香似の女性と二人きりでキャンプをすることになった、天才的恋愛虚弱体質・辛世(仮名・28歳)。先日掲載して好評を博した前編では、ラブラブ(?)なLINEのやり取りから、フジロック前夜祭の花火を二人で観るという、夢のようなエピソードを紹介したが、まだまだ前夜祭!その後二人はどうなったのか!?フェス好き必見のフェスラブコラム後編、スタート!!!

★本当にあったモテキのようなフェスラブ体験記(前編)

快晴の中、フジロックが始まる!

kaisei一夜明けてフジロック1日目。快晴だ。テンションが上がる。この日もリエちゃんと行動を共にしてみるのだが、いまだ、ただの友達の域を脱しない。爽やかな雰囲気が二人の間に流れている。前夜祭、1日目、2日目と淡々と過ぎていく。なんだこの肩すかし感は!というかフジロック前に感じていたリエちゃんからの好意みたいなものを一切感じないぞ!というか普通の友達?いや、友達以下のただの知り合いみたいな空気感だぞ。あれ?別にリエちゃん私の事好きではないんじゃ・・・でもテントに泊まりたいと言ってきて、LINEではハートマーク付きで、ノリノリで会話も弾んでて、一緒に花火を見る約束までしてるんだから、ひいき目なしに見てもこれは好きって事なんじゃないの?え?違うの?なんてことを考えながら時間ばかりが過ぎていく。てゆうかこの子、何考えてるか全然わからねえ!!

その後もお互いの間に流れる「じゃない感」。なんだこの空気は。しかし、テントに帰れば二人っきり。リエちゃんはタオル1枚挟んで着替えだす始末。そして結構可愛い寝顔。くっそー!ナメやがって!しかし、ここで理性を失ったら、なんか負けた感半端ない!耐えろ!耐えるんだ俺!!いつの間にか一人でキス我慢選手権(©ゴットタン)が開催されていた。

そんな感じで、時間だけが無情に過ぎていく中、混乱した私は、会場にいた多くの友人に相談してみた。「強気で攻めろ!」「そんな女、テントから追い出せ!」「逆に手出さない方がいいんじゃないか」 「彼女が悪い」 「いや、彼女は待ってるんだ。手を出さないお前が悪い」など、様々な意見をもらい余計に混乱する私。もう何が正解なんだかわからねえ!! そして、私とリエちゃんの共通の友人に相談したときに、衝撃の事実が発覚する・・・

恋はいつも幻のように

12007075_907116056030110_1660200965_n
友達「え?てゆうか、リエちゃん彼氏いるんじゃないの?」

辛世「えっ!?」

まさかの展開だ。完全に彼氏はいないのだろうと決めつけていた。考えてみれば確認するべきだった。なぜこんな初歩的な確認をしていなかったのか。そもそも彼氏は、他の男のテントに泊まってフジロックに来ていることを知っているのだろうか。いや、知ってるわけがない!そして、そうこうしているうちに、リエちゃんは会場内でナンパされた他の男グループと行動を共にしてる始末。なんだ!なんなんだこれは!!!リエちゃんは何がしたいんだ?俺は都合のいい男として利用されているのか?サッパリわからない。ここにきてまさかの急カーブ展開。当初の道筋から大きく外れ、完全に進むべき方向を見失う俺。しかし、このままモヤモヤしたままフジロックを終えるわけには行かない!そして、最終日に思い切ってリエちゃんに、この数日間の思いをぶつけちゃんと話をしてみることにした!最終決戦だ!こうなったらもうやるしかない。見せてやるぜ”大人の対応”ってやつを!そしてフジロック最終日の朝、リエちゃんをテントから呼び出し、二人きりになった。微かな希望を胸に抱きながら・・・

辛世「こういう話はしんどいかもしれないがあえてさせてくれ。この3日間リエちゃんはどういうつもりだったの?リエちゃんのような美人がテントに泊まりたいと言ってきたら、男はバカだからテンション上がってしまうんだよ。正直、俺も変な期待をしてしまった。でもリエちゃんは好きとかそういうんじゃないよね?中途半端な行動は相手に勘違いさせてしまうよ?友達なら友達の距離感というものがある。もし今回それがわかってなかったのであれば、今後はそういうことはしない方がいい。そんな事をしてると友達の関係性が崩れることだってあるかもしれない。」

クールに、冷静に話し出す私。 喰らえ!これが”大人の対応”だ!! 冷静かつ、的確に相手の懐をえぐる。これを食らった相手は、大人としての対応を強要される。「これは、ちゃんとこちらも大人として対応しなきゃ恥ずかしいな」と相手が思うような空気感を醸し出すのがコツだ。しかし、百戦錬磨の戸田恵梨香にはこちらの攻撃が全く効かなかった。

リエ「え?私は辛世さんを友達として信用してたから泊まってもいいなと思っただけ。そこに深い意味はないし、勝手に勘違いしされても困るよ。自分が思っていたような感じではなかったからって、わざわざ呼び出してそんな説教されたくないよ!」

ノエルの声が身にしみる最終日

なんか結構な勢いでキレられたぞ。 “そうなんだ。気にさせちゃてごめんね”的な返しを引き出すこと期待してたが、この返しは予想外だ。返す言葉を失った私は「人の価値観はそれぞれだよね」という都合のいい適当な着地をし、会話を終わらせた。 まさに「格好悪いふられ方」ってやつだ。そして、冷静さを保ちながら彼女に荷物をまとめてもらい、別れたのだった。こうして僕のフジロックは幕を閉じた。最後の最後に聴いたノエルの「Don’t Look Back in Anger」が身に染みた。怒って振り返っても、もう何も戻ってこないのだと・・・。

***

本当にモテキみたいなフェスラブなんて存在するのか。体験談をお持ちの方はぜひ編集部(info(@)festival-life.com)までご一報ください。フェス恋愛初心者代表・辛世さんが、誠意を持ってサイト内で紹介してくれるそうです。ドンマイ辛世!

 

Text & Photo by Tsuraiyo Watanabe

元の記事を見る

-音楽
-,

Copyright© バイラルアンテナ , 2019 AllRights Reserved Powered by AFFINGER4.