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『ローグ・ワン スター・ウォーズ・ストーリー』封切初日鑑賞レビュー

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今冬最大の話題になっている映画、スター・ウォーズのスピンオフ作品『ローグ・ワン』を鑑賞するべく、ほぼ全世界同時公開な16日の本日、ユナイテッド・シネマ豊洲へ。
最近は金曜に初日を迎える映画が増えて土曜に鑑賞するよりも劇場が空いていて嬉しいのだが、平日朝から昼にかけてプラプラしているとガチな無職ニートと思われる。特にこちら”ららぽーと豊洲”はお子さん連れのお母さんも多く見られるので、かくいう筆者も46歳にして無職な映画好きと如何わしいフィルターで見られているのはほぼ間違いない。

まぁ、映画館にいる連中だけであれば同士であり同志なので、劇場内へ入ってしまえば初日に観に来るスター・ウォーズ好事家たちで満ち溢れているだろうから、他人の目なんて気にしなくなる。さすがに年齢的な問題と勝手に思っているんだけど……スター・ウォーズのキャラクターに扮して、コスプレ状態で劇場に足を運ぶ勇気がないチキンハートでどうもスミマセン。
ライトセーバーのオモチャぐらい持っていこうと思ったが娘に買ってやったもんだったので勝手に持ち出すと怒られそうなのでやめた。が、劇場内にダース・ベイダーのコスプレしている、なんちゃって感満載なちっこいベイダー卿を発見。ベイダー卿は実際2メートルぐらいある高身長だからねぇ。
物語は1977年に公開された(日本では1978年公開)『スター・ウォーズ エピソード4 新たなる希望』の冒頭10分前までのお話と伺っていたので、時間軸としては『スター・ウォーズ エピソード3 シスの復讐』より数年後の後日譚から始まるわけで、スター・ウォーズの世界観をまったく知らない人にしたらチンプンカンプンとなるだろう。しかし、昨年公開された『スター・ウォーズ フォースの覚醒』からタイトルにナンバリングしなくなり、初見のお客さんでもなんとか楽しんでもらおうという配給会社の努力が垣間見え、スター・ウォーズ好きの筆者的にはファン拡大を意図しているようなので全面的に応援したいのだ。
内容は単純明解。皇帝ことダース・ベイダー卿率いる帝国軍が建造したビーム一発で惑星を破壊出来てしまう究極兵器デス・スターの設計図を奪うだけ……と書くと「捻りもなく、つまんない映画じゃないか?」と思うなかれ、デス・スターを建造する時の設計者が今をときめくマッツ・ミケルセンで彼がキーパーソンとなり、帝国軍と反乱軍が入り乱れて戦う、ミリタリー色の強い珍しいスター・ウォーズのシリーズでもある。その他詳しくは公式ウェブサイトをご覧になって頂きたい。
どこに今回のスター・ウォーズに魅力を感じたかと説明すると、ミリタリー色全開な展開だけではなく、1977年公開の『~新たなる希望』の頃のような古臭い雰囲気を醸し出すプロダクション・デザイン、CGで登場するXウイングなどの戦闘機やメカ類が艶消し色をわざと用いており、模型っぽいミニチュアな感じを出しているところ、後半で始まる第二次世界大戦時のオマハビーチ的なゲリラ戦の素晴らしさ、AT-ATが襲い来る際の圧倒的な威圧感、そして……ダース・ベイダー卿の神掛かって神格化された存在感。文句の付けどころがなくて、粗探しする暇もないほどスター・ウォーズ好き+ミリタリー好きにはたまらない演出の数々。
ギャレス・エドワーズ監督のドキュメンタリー調なカメラワークが今までのスター・ウォーズ・シリーズにないものだったんで最初面食らったのだが、自身の世界観で構築している『ローグ・ワン』は過去に作られた7作品の本筋から考えると随分異質な完成度で、むしろジョージ・ルーカスが生み出した世界観からの呪縛を解放したエポック・メイキングと言えよう。
スター・ウォーズの皮を被った戦争映画なので好みが分かれるかもしれないが、ベイダー卿登場までの”溜め”な演出などファンには胸に刺さる最高の演出であった。
初めてスター・ウォーズに触れる人には正直キツイかもしれない。ライトセーバーでの派手なバトルもなければ、シリーズ一番人気のR2-D2が活躍するわけでもない。当然、『フォースの覚醒』に登場したBB-8なんぞは遥か後の世界観なので出てくるわけもない。知っておいて欲しいのは、『ローグ・ワン』エンディングの宇宙船内からの1977年に公開された『スター・ウォーズ エピソード4 新たなる希望』へ続く物語だということ。シリーズを1本も観てない方はこの『~新たなる希望』だけでも観てから劇場へ足を運んで欲しい。最低限、これだけを観ておけば「ああ、ここでこう繋がるのね!」と、パズルのピースが埋められていくはず。
『ローグ・ワン』を観終わって思ったのが、”ディズニーらしさ”が本作にも注入されていること。たくましい女性を主人公に持ってくる作品の多いディズニー。昨年公開された『~フォースの覚醒』もそうだったし、他の実写映画やCGアニメ映画でも女性のたくましさが引き立つ。それとスター・ウォーズ・シリーズは一貫して親子の絆を描いているのだが、そこはキチンと『ローグ・ワン』でも立証されていた。反乱軍のゲリラ部隊なローグ・ワン、結末がハッピーエンドかアンハッピーエンドなのかは観た人に委ねたい。戦争の悲惨さというのは自己犠牲が伴う部分にも直結していくし、それによって次の世代へも受け継がれていくんだなぁとシミジミ感じるでしょう。いや~、良い映画でした。傑作!
あ、追記です。『ローグ・ワン』を観るならば2Dがオススメです。ドキュメンタリータッチなミリタリー映画且つ、画面全体が暗いシーンの連続なので、3Dで観ると3Dグラスかけてしまったら余計に暗さが増すこともあり、初回は2D鑑賞を絶対推奨!

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